2001/08
06
[Mon]

広島の原爆の日

今年は56年目になりました。被爆者の平均年齢も70を超してるらしいし、今時の若い人たちにとっては、歴史の時間で習った程度の出来事になってるのかもしれないですね。
かく言う私ももちろん戦後の生まれだけど、原爆については普通の人よりは敏感だと思います。田舎が広島なのは理由の一つだけど、それ以上に私自身が被爆2世だから。親戚の中には被爆した方も、それで亡くなった方もいるんだけど、今、生きてる親戚の方のほとんどは当時、疎開してたり田舎に住んでたりで被爆を免れてます。実際、母方の祖父母や父方の叔父・叔母は大丈夫だったんだけど、当時、まだ幼児だった父だけは被爆したんですね。幸い、被害の多かった地域からは外れてたので、たいした怪我もなく、今でも元気に働いてますが。ただ、放射能の危険性ってまだ良く分からない部分もあるじゃないですか。遺伝でどう影響が出るかとか。だから私が小学生の頃、原因不明の発熱が続いた時なんか、親はものすごく心配してました。(結局、心因的な理由の発熱だったんじゃないかってことで落ち着きましたが・・・)
そんなだからこの時期に軽い話で原爆のことを語ってる人がいるとなんだかな〜って気分です。たぶん教科書上の知識くらいしか持ってないんだろうけど。近くに間接的であれ当事者が居るなんて思ってないんでしょうね・・・
ニュースで原爆資料館の来館者数が減少していると報じられてました。私自身、ここ数年行ってないけど、子供の頃は毎年行ってました。話に聞くだけなのとは全然違う衝撃を受けます。こういう時代だからこそ、行く価値があると思うんだけどな・・・

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